レアアース業界、深刻な供給過剰状態に 設備稼働率は40%未満―中国

一時好調だった中国レアアース産業の設備稼働率は現在、40%未満に下落した。中国非鉄金属工業協会の陳全訓会長はこのほど、「レアアース産業は生産能力の過剰が深刻だ」と語った。上海証券報が伝えた。

このほど開かれた「中国非鉄金属工業協会第3期第3回理事会」で陳会長は非鉄業界の生産過剰問題について言及した際、電解アルミ、工業用シリコン、レアアースの3業種を比較。生産設備稼働率は工業用シリコンが30%未満、レアアースが40%、電解アルミが80%だと紹介した。

レアアース分野で中国はレアアース永久磁石材料、触媒などにおける応用レベルが弱い。応用市場で50%近くのシェアを持つレアアース永久磁石材料を例にあげると、ハイエンド品種は主に日本企業によって生産され、中国では「中科三環」、「寧波韵昇」、「安泰科技」などの少数の企業が特許使用権を取得して生産しているのみだ。
中国で多くの企業は低付加価値のフェライト市場に集中するが、競争の激化や原料高でこれらの企業は発展の窮地に陥り、レアアースの使用量を減らしたり、休業したりしている。これがレアアース産業の設備稼働率低下を招いた。

採掘と分離はレアアースの産業チェーンで一番儲かる分野だ。だが12年はレアアース価格が下落の一途を辿り、レアアース生産企業だけでなく、川上企業の業績も急落した。最大のレアアース企業、包鋼稀土は12年10月下旬から、北部地域にある川上企業と申し合わせて3カ月連続で生産を停止した。このほど発表された同社の12年業績は、純利益が15億1000万元(約223億)と11年比56%減少した。在庫及び備蓄用製品の増加に伴い、営業活動による純キャッシュフローが年度純利益を大きく下回った。

出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130404-00000006-xinhua-cn

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